171.心の区切りを取る

2023年11月22日

171.11月20日私は家内と東京のお墓参りに行き、お花やお線香をお供えし、最後に掃除をしてきれいになりました。年齢を重ねていくにつれ、お墓参りに対する気持ちがだんだん変わってきています。以前は一つの慣習でしていたが、今は縁あって自分の家の一員となり、心をこめてお参りしたいと思うようになりました。あの時はお墓参りをする意味は?お墓参りってどんなことをするの?といつも考えていました。お墓参りを終えた後にお坊さんと少し話し合いました。お坊さんが作ったしおりを読んで大変勉強になりました。ご先祖様への感謝を忘れないために家の仏壇へ毎日お参りしていますが、日々生活に追われていますと、この感謝ということを忘れてしまいがちです。つまり本当の感謝の意味がわかっていないと思います。お坊さんのしおりに書いてあったのは、本当の感謝をするための第1歩が感じることです。感謝の感とは分析しますと、咸+心となります。咸というのは、心を一つにするという意味ですので、感じるとは、心と心が一つになっていくことといえます。最近多くあったことですが、自分を優先するために、自分と他人を区切っていくので感謝できないことになります。ですから本当の感謝をするためには、まず自分が心の区切りをとることです。心を区切ってしまうと、自分が一体どんなものに支えられながら生きているのかということが分からなくなります。つまり本当の感謝ができないことです。