177.富士河口湖聴覚障害者協会主催 ろう教育の歴史講演会開催
2023年12月04日
177.12月2日、富士河口湖聴覚障害者協会はド・レペ神父と国立ろう学校300年の歴史というテーマで講演会を富士河口町中央公民館で開いた。地元会員や手話サークル、当協会会員の36人の参加者が、フランスのろうあ教育法を学んだ。フランスのろう歴史研究家チェリー・ルショー氏が講師を務めた。内容はド・レペってどんな人物?ろうあ学校を世界で初めて作った人として300年以上の教育歴史。ろうあ者のために世界で初めて学校をつくった教育者。ド・レペの正式名前はシャルル・ミシェル・ド・レペ。父は後に宮廷の建築家となる人で、母は大手の建築会社の娘の間に1712年11月24日にフランスのヴェルサイユで生まれた。かなり裕福な家庭で育ったが、当時の学校は、裕福な家庭の子どもたちだけ集まった。そこで彼はいろいろな勉強をしてパリ大学で哲学、論理学、倫理学、自然科学まで勉強した。40代のころ、彼はフランス郊外のフージュ教会に通うろうあの姉妹に会った。それがきっかけで、ド・レペは「彼女たちを教育することが私の天命だ」と確信し、耳が聞こえない人たちのための学校をつくりだす。学校には、自分自身の財産、時間をフルパワーで注いた。最初は学校とも言えないような貧しさだが、困難を乗り越え徐々に大きくなり、世界で初めて「手話」ができたという生涯を説明された。フランスのルイ14世の皇帝もド・レペ神父による教育法を尊重して発表した等、世界の学者も認める手話を作った偉大の英雄と認めた。